日本酒の飲み方といえば、冷酒や冷や、燗酒などを思い浮かべる方が多いかと思います。
それは少し敷居が高いイメージがあるので、自由な飲み方をしてはいけないというイメージがあると思う方がいるかと。
日本酒はもともと神々や天皇に捧げるものとして造られていたのですが、江戸時代には農村でも小規模な酒造りが行われるようになり、大衆の文化へと変化します。
だからこそ、日本酒は自由に飲み方してほしいと思う酒蔵も多いかと思います。
今回はなかなか飲食店では味わえない日本酒の飲み方を紹介します。
日本酒の出汁割り
出し割りに使用する出汁は、鰹節や昆布から取ったものやおでんの煮汁が使うのおすすめです。
出汁を作るのが手間な方もいらっしゃるかと思いますが、コンビニのおでんの煮汁で十分かと思います。
【出し割りのレシピ】
日本酒と出汁を電子レンジなどで40〜50度に温めます。その後、日本酒と出汁を基本的には1:3の割合で混ぜ合わせます。日本酒の風味をより楽しみたい方は、日本酒と出汁を1:2の割合にするのもありです。
温度や割合はご自身で色々試して、黄金比を見つけてください!
日本酒は、旨味が豊かで温めても酸味があまり強く感じられない純米酒を選ぶのがおすすめです。
日本酒の甘酒割り
女性を中心に人気を浴びている「甘酒」ですが、①酒粕を原料としたアルコールが含まれる甘酒と、②米麹を原料としたノンアルコールの2つの種類があります。
酒粕を原料とした甘酒でも米麹を原料とした甘酒でもどちらでも合うと思いますので、お好みの方を選んで頂いて大丈夫です。
【甘酒割りの作り方】
日本酒と甘酒を基本1:4の割合がおすすめです。
甘酒割りは氷を入れても大丈夫ですが、薄まってしまうので氷無しが個人的におすすめです。
甘めのどぶろくや、濃いにごり酒に近い感覚で楽しめます。甘酒ベースなので、甘い味わいのお酒ですが、ベタっと舌に残らないのでぐびぐび飲めます。この甘酒割りをビールに入れたりしても、ビールの苦味と甘酒割りの甘味が丁度良い感じにマッチして美味しいです!
日本酒のカルピス割り
これは邪道という風に思われるかもしれませんが、相性抜群なんです。カルピスで割るお酒を「かるぴしゅ」と呼ばれています。
日本酒は乳酸菌を製造過程で使用しているので、乳酸菌飲料のカルピスと相性が良いんです。
【カルピス割りの作り方】
グラス一杯に氷を入れて、カルピスと日本酒を注ぎ混ぜたらできあがり!日本酒とカルピスの基本の割合は8:2ですが、自分好みに調整してみてください。
トッピングでレモンなどを入れてもさっぱりとした味わいになるのでおすすめです。
日本酒ハイボール
近年、人気が高まっているのが日本酒を炭酸で割る日本酒ハイボールです。
日本酒ハイボールは飲み口や後味が爽やかで飲みやすさ抜群です。
【日本酒ハイボールの作り方】
おすすめの割り方は日本酒と炭酸が1:1のバランスですが、日本酒の種類や味わいによって割り方の比率を変えても楽しめるので自分好みの比率を見つけてみてはいかがでしょうか。
日本酒ハイボールは、レモンやライム、かぼすなどといった柑橘類とも非常に相性が良いので、柑橘系の果汁を絞れば、日本酒ハイボールの良さである爽やかさがさらに際立つでしょう。
バニラアイスの日本酒がけ
飲み方と少しずれてしまいますが、バニラアイスに日本酒をかけて食べる食べ方になります。
ご自身の好きな日本酒をかけて食べるのが一番相性がいいかと思います。
変わった味わいを楽しむのに発泡性のスパークリング日本酒をかけて食べると、クリームソーダのような味わいを感じられるかと思います。
【バニラアイスの日本酒がけ】
好きなバニラアイスに大さじ1杯くらいの日本酒をかける形で食べてみてください。
お好みで量を減らしたり、増やしたりして最適な量をご自身で見つけるのも一つの楽しみです。
おわりに
冒頭にもお伝えいたしましたが、日本酒の飲み方は自由です。
とはいえ最初は飲み方など詳しくないと思いますので、飲食店や酒屋さん、日本酒に詳しい方におすすめされた飲み方をするのもいいと思います。
日本酒が好きになってからご自身で色々な飲み方や食べ方を模索して、自分に一番合った飲み方や食べ方を見つけてみてください。
そして、おすすめの飲み方や食べ方があれば是非教えてください!