若手酒蔵が一挙に埼玉に集う!「若手の夜明け」をレポート_2日間で40蔵が集結! Day2

2024年4月6日(土)7日(日)で、若手の夜明け実行委員会が主催する日本酒イベント「若手の夜明け」がさいたまスーパーアリーナのけやきひろばで開催されました。
場所はさいたま新都心駅を出て左に行くとすぐの場所にあります。
初日のイベントの様子はこちら

2日目も参加させていただきましたので、ご紹介させていただきます!

イベント参加酒蔵一覧

〈4月6日(土) 参加〉〈4月7日(日) 参加〉
合資会社 浦里酒造店 茨城県株式会社 吉田酒造店 茨城県
大和蔵酒造 株式会社 宮城県松岡醸造 株式会社 宮城県
森酒造場 長崎県月の井酒造店 長崎県
元坂酒造 三重県伊東 株式会社 三重県
三宅酒造 株式会社 兵庫県合資会社 柴田酒造場 兵庫県
倉本酒造 株式会社 奈良県福田酒造 株式会社 奈良県
藤井酒造 株式会社 広島県五十嵐酒造 株式会社 広島県
合名会社 早川酒造 三重県株式会社 相良酒造 三重県
権田酒造 株式会社 埼玉県下村酒造店 埼玉県
吉田酒造 株式会社 福井県秋鹿酒造 有限会社 福井県
木花之醸造所 東京都飛良泉本舗 東京都
有限会社 太田酒造場 鳥取県旭鳳酒造 鳥取県
合資会社 吉田屋 長崎県萩錦酒造 長崎県
養老酒造 株式会社 愛媛県有限会社 佐藤酒造店 愛媛県
ぷくぷく醸造 福島県土田酒造 福島県
天領盃酒造 新潟県高木酒造 新潟県
suginomori brewery 長野県奥羽自慢 株式会社 長野県
柄酒造 株式会社 広島県木下酒造 有限会社 広島県
笹正宗酒造 福島県阿部酒造 福島県
上川大雪酒造 北海道haccoba 北海道

「若手の夜明け」2日目

土田酒造(群馬県)「Tsuchida F」「Tsuchida 99」
こちらの日本酒は両方とも珍しいお酒なのです!
「Tsuchida F」は酸味がものすごく強いお酒になるのですが、これはまさかの失敗からできたお酒とのことです。本来予定していたお酒にすることができなかったお酒らしいのですが、今だにお客様からのお問い合わせが絶えない再現不可能な幻のお酒とのこと。肉料理などと合わせて飲まれる方が多いと伺いました。
「Tsuchida 99」も麹歩合99%という、限界に挑戦したお酒とのことです。なぜ99%なのか、日本酒は米・米麹・水を使用しなければ日本酒の製造免許で作れないので、1%だけ米を使っているのです。
クリアな後味でありながら、甘く濃厚な味わいのある1本。


松岡醸造(埼玉県)「帝松 褻と霽れ(ケトハレ)」
まず可愛いデザインラベル!こちらは酒蔵の方がデザインもされており、ラベルには蔵元の方が描かれているので探してみてください!
香りはバナナのようなフルーティな香り、味わいは甘味の中に酸味がある飲みやすい日本酒でした。
松岡酒造では日本酒以外にも焼酎、梅酒、チョコリキュールや化粧水など幅広く商品があるので是非HPも確認してみてください。


五十嵐酒造(埼玉県)「五十嵐 別誂 純米直汲み」「五十嵐 きたしずく純米」を頂きました。
「五十嵐」シリーズは直汲みにこだわっているとのことで、フレッシュな味わいがあるとのこと。
実際に飲ませていただくと、「五十嵐 別誂 純米直汲み」はフルーティーな甘味がありながらも、酸味と直汲み特有のガス感がキレを感じさせてくれます。
「五十嵐 きたしずく純米」は、【きたしずく】特有の雑味が少なく、柔らかな味わいが反映されております。こちらも直汲み特有のガス感がキレがあり美味しかったです。


佐藤酒造店(埼玉県)「中田屋 純米吟醸 生酒 桃ラベル」
「中田屋」は女性杜氏(酒造りの責任者)の方が2018年に立ち上げたブランド。
このブランドは「日本酒初心者の方や女性にも手に取って欲しい」という思いから、酒販店の方と共同開発されたブランドで、可愛いデザインも杜氏自身が考案されたとのことです。
米の品種によってラベルの色を変えていらっしゃるとお話ししてくださいました。
弟さんもご一緒に酒造りを行われているとのことで、姉弟で造っているお酒になります。
フルーティな香りと味わいは豊かな旨味の中に爽やかな酸味があり、非常に飲みやすく美味しいお酒でした。


こちらは相良酒造(栃木県)「朝日榮 純米吟醸」を飲ませていただきました。
こちらの酒蔵も女性の当時の方がこだわって日本酒を造られているとのことです。
「朝日榮 純米吟醸」は栃木県産五百万石を使用しており、香りは瑞々しいメロンを思わせるような吟醸香、味わいは柔らかな口当たりとフレッシュな旨さがします。


2日目の最後に頂いたのは、旭鳳酒造(広島県)のひだまりで飲みたいお酒をコンセプトに造られた
「烏輪 赤いからす 特別純米 無濾過生原酒」
こちらは地元産の酒米、中手新千本(なかてしんせんぼん)を使用しており、また酵母も自社酵母を使用しているとのこと。
味わいは花の香りや杏仁豆腐のような果実味と、強めの酸味があり調和の取れた味わいと感じました。
また、生原酒のフレッシュさとジューシーさも感じられました。

おわりに

イベントは2日間とも沢山のお客さんが来場されており、盛り上がっていました。
参加されていたお客さんの中には盃を酒器として持ってきている方もいらっしゃいました笑
フードブースには日本酒に合う料理も沢山もあり、料理と日本酒を合わせて楽しんでいる方もいました。
今後も開催される予定とのことでしたので、是非今回参加された方も参加されていない方も参加して頂ければ幸いです。

また今回お忙しいところお話しさせて頂いた酒蔵の皆様ありがとうございました。
機会がありましたら、宜しくお願いいたします。

  • Sake journal運営者

    多くの人に大好きな日本酒の魅力を伝えたいと思い「Sake journal」を開設。

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