「酒は百薬の長」って言葉を聞いたことありますでしょうか。
これは、「適量の酒はどんな良薬よりも効果がある」とお酒を賛美した意味です。
お酒は健康に良くないと思われている方がいらっしゃいますが、お酒自体が健康に悪いものではないと言われています。
なぜお酒が健康に悪いとのか。それは、飲み過ぎやお酒を飲んだ際に塩分の高いおつまみを食べすぎると、結果的に不健康になりやすいといことなのです。
今回はお酒の中でも、日本酒にどのような成分が入っているのか。健康にどんな影響があるのか。などを紹介していきます。
日本酒に入っている健康成分
日本酒には下記のような健康成分が含まれています。
- ポリフェノール: 日本酒には抗酸化作用のあるポリフェノールが含まれています。これらは、体内の活性酸素を中和し、細胞を酸化ストレスから守るのに役立ちます。
- アミノ酸: 日本酒には、米の発酵過程で生成されるアミノ酸が豊富に含まれています。特に、フリーアミノ酸であるグルタミン酸は、味覚を向上させるだけでなく、健康にも良いとされています。
- ビタミンB群: 日本酒にはビタミンB群(特にビタミンB1、B2、およびB6)が含まれています。これらのビタミンは、体内のエネルギー代謝や神経系の正常な機能に必要不可欠です。
ポリフェノールの健康・美容効果
抗酸化作用: ポリフェノールは強力な抗酸化物質であり、体内の活性酸素を中和することで細胞を保護し、老化や慢性疾患のリスクを低減する助けになります。これにより、肌の老化を遅らせ、美肌効果が期待されます。
心血管保護: ポリフェノールは、心血管疾患のリスクを低減することが示されています。血管の健康を促進し、血圧を安定させる助けになります。
アミノ酸の健康・美容効果
味覚の向上: アミノ酸は日本酒のうま味を引き出す役割を果たします。それにより、食事をより楽しむことができ、食欲増進にもつながります。
筋肉の修復と成長: アミノ酸は筋肉の修復と成長に重要な役割を果たします。特に、運動後にアミノ酸を摂取することで筋肉の回復を促進し、スポーツパフォーマンスの向上に貢献します。
ビタミンB群の健康・美容効果
エネルギー代謝: ビタミンB群は、糖や脂質からエネルギーを生産するために必要な補酵素として機能します。適切なエネルギー代謝を維持することで、疲労感を軽減し、活力を保ちます。
神経系の正常な機能: ビタミンB群は、神経系の正常な機能に必要不可欠です。特に、ビタミンB1は神経伝達物質の生成に関与し、ビタミンB6は神経伝達物質の合成や分解に関与します。
これらの成分は、日本酒を適度に摂取することで体の健康や美容に役立つことが示唆されています。ただし、個々の効果は摂取量や個人の体質によって異なる場合がありますので、バランスの取れた食事と健康的なライフスタイルが重要です。
日本酒の1日の摂取目安量
ただし、いくら日本酒が健康に良くても飲みすぎには注意が必要です。
アルコールは摂取しすぎてしまうと、生活習慣病の原因になります。
日本酒の適量として、厚生労働省が発表してる「健康日本21」の中では1日に1合(180ml)とさえれています。
ただし、性別や体重、年齢、体質などによって個人差もあるので気をつけましょう。
おわりに
今回は日本酒に含まれている健康・美容成分についてご紹介いたしました。
日本酒を適切な量飲むことで血行促進や美肌に効果があることを伝えられたかと思います。
体に良いとされている成分が入っているからといって飲み過ぎてしまうと、逆に体に良くないので気をつけましょう。